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38. ボストン 就職セミナー 2/2 [就職活動]

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ボストン就職セミナー2日目。
初めての一人旅、シェラトンという高級ホテル、あまりなじみのないボストンという町、どれも私にはとても新鮮でした。就職活動という行為自体も初めてで緊張し、世界が変わったように感じました。

朝は人生初のルームサービスです。部屋にアメリカンブレックファーストを持って来てもらい、コーヒーを何倍も飲んで、まるでセレブ気分です。でもパック料金だったので、それほど高くはなかったです。

スーツに着替えセミナー会場に行くと来場者数が激減していました。1日目は会場に入るのにも一苦労だったのに、会場は静まり返り学生の数はとても少なかったのです。ブースの数は変わらず、各ブースの中には企業の人為担当者がいらっしゃいます。人気企業のブースにあった長い列もありません。
初日は、学生は誰でも参加できたので混み合っていたのですが、2日目は初日の面接を突破した学生のみが時間指定で呼ばれているのでした。
私は昨日の面接で来て欲しいと言われた4社を回りました。確かに時間が指定されていました。空いて入る時間は近くのカフェでコーヒーを飲み時間をつぶしました。

4社の中で一番熱心に私に就職をアプローチして来たのは日本でトップのケミカルメーカーでした。日本の市場の8割を掌握して入る大企業です。世界中から様々な化学物質を購入し日本の企業に提供するという仕事は、専門商社のようでやりがいのある仕事に思えました。そして人事担当の方の真摯な態度に感銘を受けました。こういう方々と仕事をご一緒するのもいいなあと思いました。
人事の方は、とりあえずよく考えて返事を欲しいと言ってくれました。決断を催促するわけでもなく数ヶ月のうちに決めて欲しいという感じでした。これはとてもありがたかったです。私も飛行機にタダで乗れるという軽い気持ちで来たので、急に会社を決めろと言われても困ったと思います。

他の3社も、私に興味を示してくれましたが、製薬会社や飲料メーカーで私には全く興味のない業種でしたので、当日お断りしました。

この日の夕方、私はボストンを経ちニューヨークに戻りました。
このセミナーで得たことはいくつもあります。
まず、日本企業は、大学を卒業する前に内定を出すことです。卒業してからだと既卒となってしまい新入社員として会社に入ることは難しくなるのです。そして転職はあまり盛んではなく、相変わらず終身雇用が中心であること、一般職と総合職という種類があることなどなど、摩訶不思議な日本のシステムを知ることができました。
次に、アメリカにはこんなにもたくさんの日本人留学生がいるということを知ったことです。私がいた州立大学には目的を見失った帰る場所がない無軌道な日本人留学生がたくさんいましたが、今回参加したセミナーに来ていた日本人留学生は、皆ちゃんとしていました。そして大学にも通っていて卒業間近であるようでした。
私と同様に大学をしっかりと卒業しようと頑張っていて、さらに日本企業に就職しようと考えている人がこれほどいるとは思ってもみませんでした。
最後に日本企業がアメリカの大学を卒業する日本人を欲しがっているんだということもここで知りました。

大学卒業が近づいて来て、そろそろ今後の人生を考えていたタイミングでいただいた招待状。帰りの飛行機の中で私はいくつかの目標を立てました。
1)アメリカ留学前から思い描いてきた映画制作の仕事を探す。
2)父親との約束=卒業したら日本に戻る、を真剣に考えてみる。
3)留学前のように自分で就職活動というものを研究してみる。

実はNYUは、当時企業から人気があり、就職は特に活動しなくても企業の担当者が学校に引き抜きに来てくれていました。私のところにも複数社からオファーがありました。すでに年俸や条件なども提示されていたのです。
NYUのビジネススクールには日本人学生がほとんどいなかったので、アメリカ人と話しているうちに、どこかでこのままアメリカで就職してしまうつもりになっていました。グリーンカードも取れるし、そのうちアメリカの国籍も取得できるのだと思っていました。競争は激しいでしょうが、私にオファーをして来た企業は、私のビジネスの知識と日本語に精通していること、日本文化に精通していることを高く評価していました。おそらくアメリカ企業が日本進出する際のアメリカ側の責任者になることを望んでいたと思います。そうなると私に変わる人材はそう多くなく、ある程度は安定した、そして優雅な生活が送れるのではないかという考えもありました。

しかし、私の子供から目標、そして留学費用を捻出してくれた両親のことを考えると、やはり日本企業に入ることも悪くはないなと思えたのです。帰りの飛行機では、そんなことを考えていました。



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37. ボストン 就職セミナー 1/2 [就職活動]

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今回から2回は、時間を飛び越して就職活動のお話です。

なんとか正規留学を終了できそうな気配を感じていた時の今後の人生について考える転機となった出来事です・・・

 

学校から帰ると、自宅に大きな封筒が届いていました。そこには日本語で就職セミナーという文字がありました。

開けてみると、そこにはボストンで春に開かれる日本企業の就職相談会の招待状が入っていました。交通費を持つのでボストンまで来て欲しいという依頼です。丁度休みに重なっているので、行ってみようと思いました。

 

ボストンへは用意された航空券でラ・ガーディア空港からボストン空港へ向かうシャトル便に乗るところから始まりました。空港はラ・ガーディアのターミナルではなく、少し離れたシャトル・ターミナルでした。小さなプライベートジェット機に乗ってボストンに向かいます。空港からは地下鉄を乗り継いで、町の中心地に向かいました。たった2泊3日の旅なので荷物は大きくなく電車での移動も楽でした。宿泊は会場の近くのシェラトンホテルにしました。

 

当時、アメリカ全土の大学には数万人の日本人留学生がいました。その中で一部の日本人には招待状が届いたようです。優秀な生徒には交通費だけでなくホテル代なども支給されていたようです。多くの学生は、自力でボストンに来て参加していました。

 

私は、ひとりでの参加です。実は、自分の人生において初の一人旅でもありました。到着して部屋にチェック・インをすると町を散策しました。ボストンには車で何回か来ているので、だいたい位置関係を再確認し、明日行われる就職セミナーの場所を把握し、近くのカフェで食べ物を買い、自分の部屋で資料を読みながら軽い食事を済ませました。

 

翌朝、着慣れないスーツを着て、当時就職活動には必ず学生が持ち歩いていたプラスティック製の資料入れにレジメを複数枚入れ、会場に向かいました。

驚いたのは、かなりの人数の日本人学生がボストンに集まっていたことでした。こんなに沢山の日本人留学生が就職活動のためにボストンに集まっているとは思ってもみませんでした。皆が大学3年か4年生です。そして、セミナーというのは名ばかりで企業の面接会場でした。入口でレジストレーションを行い、大きなコンベンションセンターに入ると、100社近い日本企業がブースを構えていて、好きな企業の人事面接官と面接をするのです。これは事実上1次面接にあたります。面接スタイルは企業によって違っていて、複数の学生に対し面接官がひとりだったり、1対1の面接だったりしました。

 

私は、映画を作りたいという強い目的を持ってアメリカに来ました。このときもその思いは変わりありませんでした。そしてニューヨーク大学のビジネススクールで辛い勉強をしてきて、自分の力をだんだんと感じつつある頃でした。

しかし、集まっている企業は、重工業や製薬メーカー、旅行関係などで私の志望業種はありませんでした。

 

私が考えたのは、とりあえず面接を沢山受け、日本の企業がどんな人間を欲しがっているのかをリサーチすること、そして面接に慣れることを主目的にしようというものでした。

ボストンまで来て人材を確保しようという各社は、それなりに気合いが入っているはずです。そこでいろいろと聞いてみようと気軽に考えて参加することにしました。

 

数社ブースを周り面接を受けて感じたのは、自分の望んでいることが面接官に直ぐわかってしまうことでした。興味のない業種に関しては、何故この会社に入りたいのかという熱意が伝わりません。興味がないのだからあたりまえです。殆どの企業はここで終了です。

いくつかの会社は、興味がないにも関わらず私に対し積極的なアプローチをしてきました。当時アメリカではTOP10に入る大学に在籍していたこと、日本語と英語が堪能なこと、人柄が悪くはなかったことなどがその原因だと思います。

結局夕方の5時頃まで10社程度の面接を終え、翌日来て欲しいと言われた企業は4社でした。どこも旧財閥系の企業でした。

 

ブースを回っているとき、混んでいる企業の場合は列が出来ます。そこで前後にいる人と話をすることになります。私は日本語を話せるのが楽しくいろいろな人に話しかけてみました。普段英語で生活しているので日本語会話がとても嬉しかったです。わざと長い列に並んで話していました。その中のひとりが、とても気が合う人でした。アメリカ人の彼がシラキュースから車で送ってくれて、今日一日中ホテルで待ってくれているという女性で、彼女はSUNYに通っていました。私もかつてSUNYにいたので、話があったのです。

彼女によると、交通費が支給されたのは上位数校の大学の生徒だけだということを知りました。そして、彼女が話した学生のほとんどは明日の面接に呼ばれず、今日の夜ボストンを離れると言うことを聞きました。私のように何社からも声がかかった学生に初めて会ったと言われ驚きました。

 

彼女とは、会場近くで簡単な夕食をとりました。そしてアメリカ人の彼がボロボロの車で迎えに来たので、そこで分かれました。彼女とはその後も就職活動に関し連絡を取り合いました。

 

翌日の面接は次回お伝えします。

 

(2017.1.10 Rev.)

 


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